社会保険・雇用保険の事務手続に係る企業の負担軽減のため、届出契機が同一のものについてワンストップでの届出が可能となるよう、関係省令を改正する案が厚生労働省から示されています。2019年5月28日から6月26日までパブリックコメントを実施しています。
具体的には、次の手続について、届出契機がそれぞれ同一であることから、ワンストップでの届出を可能にしようとするものです。また、③と④については、統一様式が設けられる予定です。
① 健康保険・厚生年金保険の新規適用届、雇用保険の適用事業所設置届および労働保険関係成立届
② 健康保険・厚生年金保険の適用事業所廃止届および雇用保険の適用事業所全喪届
③ 健康保険・厚生年金保険の資格取得届および雇用保険の資格取得届
④ 健康保険・厚生年金保険の資格喪失届および雇用保険の資格喪失届
※ 健康保険については、全国健康保険協会(協会けんぽ)が管掌する健康保険に限ります。
個別に手続していたものが一括で手続できるようになると、かなり便利になりますね。
改正省令は、本年7月下旬以降に公布予定で、施行日(予定)は2020年1月1日となっています。
◇ 2019年5月28日 健康保険法施行規則等の一部を改正する省令案に関する御意見募集について(パブリックコメント)
https://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495190064&Mode=0