2019年6月4日、厚生労働省が平成30年度の育児休業取得者の割合(速報値)を公表しました。女性は82.2%(対前年度比1.0ポイント低下)、男性は6.16%(対前年度比1.02ポイント上昇)でした。男性の育児休業取得率は上昇していますが、2020年に男性の育児休業取得率を13%にするという政府目標には遠く及ばない状況です。数字だけにとらわれて過激な議論に陥るのは、本来の目的を見失うことにつながりかねないため注意が必要ですが、いずれにしても、人口減少・高齢化が進行するなかで、できるだけ多くの人が労働市場に参画できるよう、社会全体で子育てをする意識を醸成することが求められています。
◇ 2019年6月4日 厚生労働省報道発表資料「平成30年度雇用均等基本調査(速報版)」を公表します