昨日は台風15号により、みなさんの事業活動にも多大な影響があったことと思います。首都圏の在来線では、前日に運転見合わせの実施が公表されましたが、運転再開が遅れたり、再開後も遅延が続くなど、大変な混乱状態だったようです。
報道では、駅やタクシー乗り場に長蛇の列ができ、通勤に3時間もかかったサラリーマンの方などが映し出されていました。台風や大雪の時にいつもこのような状況を目にしますが、片道3時間の通勤は何も生み出さないばかりか、疲労がたまり仕事のパフォーマンスが落ちるだけ。こういうところに、日本人の生産性の低さが表れているようでなりません。
今回の台風については、事前に首都圏を直撃することがわかっていましたので、月曜日は公休にする、有給休暇の取得を勧める、在宅勤務を可能とする、振替休日を活用するなど、社長(経営者)が会社としての方針を事前に決定して、社員に周知することが必要だと思います。こういう時のために、在宅勤務制度を整備したり、日々の業務に余裕をもたせたりする「働き方改革」が必要です。昨日の状況を見るにつけ、制度整備とあわせて「風土」を変えていく取組が重要であることを改めて実感しました。