小泉進次郎環境大臣が育休取得を表明したとの報道がなされています。
先日の政府の発表では、2019年に生まれた子どもの数は初めて90万人を割り込み、急激な少子化・人口減少が進行しています。国立社会保障・人口問題研究所の人口推計では、2065年に 8,808万人(中位推計)となっていますが、これを上回るスピードで人口が減っていると推測されます。
こうした中で、共働きが主流になっているのに、依然として家事・育児が女性に偏っている社会風土を変えていくため、男性が育休を取得するのは歓迎すべきことです。
ただし、休めばいいというものではありません。男性が当事者意識をもって家事・育児に専念しなければ、夫婦関係が悪化するばかりか、休業中に得るものが何もありません。育休中は、時間が限られた中で段取りを考えることや、不測の事態に対応することなど、仕事に応用できるスキルを身につける良いチャンスだと思います。育休をとろうとする男性は、休みに入る前に、子どもの発達や接し方、生活のさまざまなことを勉強して、有意義な育休生活を送っていただきたいと思います。