最低賃金については、毎年、厚生労働省の中央最低賃金審議会が示す目安を踏まえ、各地域の地方最低賃金審議会で審議され、決定されています。
近年は、毎年3%程度の引き上げが続いていましたが、昨日(2020年7月22日)開催された中央最低賃金審議会では、「新型コロナウイルス感染症拡大による現下の経済・雇用への影響等を踏まえ、引上げ額の目安を示すことは困難であり、現行水準を維持することが適当」との答申がとりまとめられました。
今後、各地方最低賃金審議会で、この答申を参考にしつつ、地域事態を踏まえた審議が行われ、各地域の最低賃金額が決定されます。
◇ 厚生労働省報道発表資料「令和2年度地域別最低賃金額改定の目安について」(2020年7月22日)